葉酸のポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型について

葉酸とは

ポリグルタミン酸型葉酸とモノグルタミン酸型葉酸の違いと特徴について

葉酸とはビタミンBの一種で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
ほうれん草の葉から抽出されたのがきっかけで葉酸が発見されたため、この名前がつきました。

 

化学名では、プテロイルグルタミン酸といい、プテロイン酸にグルタミン酸がくっついた形で食品中に含まれています。
ビタミンBは水溶性ビタミンの一つで、葉酸も同じく、水に溶けます。


ポリグルタミン酸型葉酸とモノグルタミン酸型葉酸の違いと特徴について

葉酸はポリグルタミン酸型と、モノグルタミン酸型の2種類あります。

 

天然葉酸
野菜や果物に含まれている葉酸(天然の葉酸)は、【ポリグルタミン酸型】

 

合成葉酸
葉酸サプリメントや葉酸が添加されている食品(合成葉酸)には【モノグルタミン酸型】が含まれています。

 

【モノ】とは、【一つの】という意味で、葉酸に限って言えば、プテロイン酸にグルタミン酸が1つくっついています。
また、【ポリ】とは、【たくさん】という意味でプテロイン酸にグルタミン酸がたくさんくっついてできています。

 

 

葉酸の働き

葉酸の働きは主に、以下の2点

 

細胞内でのDNAの合成に係る
アミノ酸の代謝に関わる

 

細胞が分裂して増えていく際に、DNAが複製されていきますが、その過程で葉酸が必要になってきます。
たとえば、血液の成分の一種である赤血球は、一つの細胞でできています。

 

血液の工場と言われる骨髄の中で、赤血球になる手前の細胞(巨赤芽球細胞)から赤血球になる時に葉酸やビタミンB12が必要になります。

 

これらが不足すると、赤血球が作られずに巨赤芽球ばかりが増えてしまい、赤血球としての役割を果たさないため、貧血が起こります。
これを巨赤芽球性貧血(悪性貧血)といいます。

 

日本人ではあまり起こりにくいですが、ベジタリアンでビタミンの摂取が偏ってしまっていたり、
小腸(葉酸が体内で吸収される場所です)を病気で切除したりしていると起こりやすくなります。

 

葉酸不足の危険性

ポリグルタミン酸型葉酸とモノグルタミン酸型葉酸の違いと特徴について
また、妊娠中は、お腹の中で胎児が急速に成長(これも細胞分裂によっておこります)するため、
葉酸が不足しやすくなります。

 

妊娠初期には、葉酸がたくさん必要になるとともに、葉酸不足によって胎児の神経管閉鎖障害が起こりやすくなることから、厚生労働省では妊娠の可能性のある女性は葉酸を普段の食事にさらに400μg/日摂ることを推奨しています。
さらにと言うのは、体内吸収率を考慮して妊娠計画中から妊娠初期(13週)までは、葉酸サプリでの摂取を薦めています。
葉酸サプリは、薬局やドラッグストア、インターネット通販で数多くの商品が販売されています。
値段による違いや商品ごとの特徴を確認するためには、比較サイトなどを参考にすると良いでしょう

 

 

アミノ酸の代謝では、ホモシステインというアミノ酸から、メチオニンという必須アミノ酸を作る過程で葉酸が必要になります。
このメチオニンは、タンパク質を体内で合成するために必要になってくるものです。
葉酸が不足すると、ホモシステインからメチオニンに変わる反応が止まり、
ホモシステインの血中濃度が高くなってしまいます。

 

ホモシステインは、血液中に常に存在しているものですが、
あまりに増えすぎると、血管の内壁を傷つけ、動脈硬化の原因となる恐れもあります。

モノグルタミン酸型葉酸のサプリが多い理由

葉酸サプリの商品を、いくつか見ていると

 

うちの葉酸サプリは厚生労働省が推奨しているモノグルタミン酸型です

 

そんな宣伝をしているメーカーさんが多いです。
多いと言うか、ほとんどがそうですね。

 

違うと言えば、マック鈴木さんと結婚したお笑い芸人クワバタオハラの小原正子さんが紹介している、美的ヌーボプレミアムが天然(ポリグルタミン酸型葉酸)を売りにしている。(相方のくわばたりえさんが飲んでた葉酸サプリは、ネイチャーメイドとブログで紹介していました)
美的ヌーボは、以前、石田純一さんと結婚した、プロゴルファーの東尾理子さんがイメージキャラクターを勤めていました。
東尾理子さんは、不妊治療を乗り越えての36での妊娠出産、第2子も40歳を超えての高齢出産でした。
小原さんも結婚が37歳で、39歳の時に初産で出産妊娠。特に不妊治療の噂はありませんでしたが、35歳を超えての自然妊娠は凄い!と
高齢出産と言われる年齢の女性の多くに美的ヌーボは支持されるきっかけになりましたね。

 

ただし、他の葉酸サプリがモノグルタミン酸型と大きく主張しているのは、葉酸が非常に摂取しにくい栄養と言うのが理由となります。

 

 

モノグルタミン酸型葉酸は、摂取率が高い

厚生労働省がモノグルタミン酸型を薦めている理由としては、体内吸収率が一番大きな理由です。
葉酸は、水溶性ビタミンで、かつ熱に弱いと言う特徴のある成分です。
なので、天然葉酸(野菜などの食品からの摂取)の場合、調理した段階で大部分の葉酸成分が溶け出したり壊れたししてしまいます。
ほうれん草などの場合には、スープにするなど溶け出した栄養もそのまま取れる工夫が必要です。

 

サプリメントのモノグルタミン酸型葉酸は、体内吸収率を一番に考えられているので
額面表示とほぼ変わらないだけの葉酸を摂取できると言うわけです。

 

妊娠初期の胎児の成長に欠かせない葉酸、その時期は、モノグルタミン酸型葉酸でしっかりと基準値の葉酸を摂取しましょうと言うのが
厚生労働省がサプリメントでの摂取を推奨している理由となります。